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ED治療薬バイアグラの効果を発揮する飲み方

バイアグラ

ED治療薬バイアグラの効果を発揮する飲み方

ED治療薬として人気のバイアグラ、しかし、飲むタイミングを間違えると肝心なときに効果が出ないことがあります。
正しい知識を持って服用することが大切ですが、皆さんはご存知でしょうか。

個人差にもよりますが、バイアグラの効果が持続する時間は、約3~5時間です。
これは製薬会社のファイザーが公表している臨床データで、単回服用、連続服用のどちらのケースでも3時間を経過すると、どんどん分解されて半減期 (体内の薬の量が半分になること)をむかえると報告されています。

ただし、薬が効きやすい人は5時間くらいまで継続している実感を得ているようです。


バイアグラの効果を最大限に発揮するための飲み方

バイアグラの飲み方ですが、まず空腹時に飲むことが推奨されています。

臨床試験では、健康な成人男性16人にバイアグラの主成分であるシルデナフィル(50 mg)を「食後」と「空腹時」の2つケースで服用し、血液中の最高濃度到達時間 (Tmax)を比較したデータがあります。
血液中のシルデナフィルは、食後で「3時間後」、空腹時で「1.2時間後」に最も高くなり、空腹時の方が、より早く薬が吸収されます。

さらに、そのときの血液中の最高濃度(Cmax)は、食後の服用で149 ng/ml、空腹時の服用で255 ng/mlと、空腹時に飲んだ方が、より強く効果がでることが期待できます。

しかし、実際にはデートや食事などをした後に、性交といった機会が多いのではないでしょうか。
また空腹状態では性欲が減退しやすくなるので、服用するタイミングが難しいところです。
人は大体、食後2時間くらいで胃が空になると言われています。
そのため、このタイミングで服用することで効果が期待できます。

バイアグラを使う時は食事と飲酒を控えめにする

バイアグラの効果が出始めるのは、個人差もありますが服用後45分から1時間ほどです。
持続時間は、効果が出た後2~3時間程度ですので、計画的に服用しましょう

食事の内容にも注意が必要です。シルデナフィルは、油によく溶けることが知られており、油に溶けると体内への吸収が非常に悪くなります。
慢性胃炎や逆流性食道炎、胃腸虚弱などの人は、脂質の代謝が悪いことがあり胃粘膜で脂質が残りやすいと言われています。
あまり油っこい食事は控えるようにすることが懸命です。

また、同様の理由から飲み物にも注意が必要です。
アルコールで薬を飲む場合、ワインなら1杯、日本酒なら1合程度であれば、まず問題ありません。
ただし、アルコールに弱い人はアルコールの作用によって血流が増加しますので、ほてりや目の充血が起こることがあります。
またカフェインなどでも、弱い人は過敏な作用がでることがあります。

一方、牛乳やカフェオレ、果汁100%ジュースなどで服用することは避けてください。
牛乳、カフェオレ、ジュースなどは脂肪分を多く含むため、シルデナフィルが脂肪分に溶けて腸で吸収されないことがあります。

バイアグラを飲む際、併用してはいけない薬

バイアグラは知名度がとても高い薬ですが、中には「副作用が無くて安心な薬だ」と間違った考えを持つ人もいます。

確かに臨床試験データで安全性が確認されているので厚生労働者が認可しているわけですが、この安全性はあくまで薬の「用法と用量」を守った時に限ります。
実際に、間違った用法で服用したことで重篤な副作用、死亡例も報告されています。

また、他の薬剤との併用(同時期に飲む、又は他の薬剤が体から排泄していない状態で飲む)によって起こる副作用も知られています。

併用禁忌 (同時期に飲んではいけないこと)とされているのは、まず心臓病の治療薬である「硝酸剤」や「塩酸アミオダロン製剤」です。

その他にも、チトクロームP450 3A4阻害剤、商品名「リトナビル」、「エリスロマイシン」、「ダルナビル」、「シメジン(シメチジン)」です。
これらの薬と併用すると、シルデナフィルの分解が遅くなり持続性勃起状態やホットフラッシュ (ほてり)などが起こりやすくなります。

また、高血圧症で使用される降圧剤にも注意が必要です。
シルデナフィルの血流改善作用との相互作用によって血管の異常拡張が起こり、低血圧発作が発症することがあります。
そのため「アダラートL」や「ノルバスク」などは、併用禁忌剤に指定されています。
同様の理由により、降圧作用のある前立腺肥大治療薬「ハルナール」や「ミニプレス」、「カルデナリン」も、併用禁忌です。

さらに抗不整脈剤である「アンカロン」や「アミサリン」、「ウェルビー」等は、シルデナフィルが作用するPDE5という物質が阻害されることで不整脈が起こりやすくなることから、併用禁忌剤です。

このように併用すると副作用がでる薬剤は多くあります。
医師、薬剤師の指導のもと、しっかりとした用法を守ることが大切です。

バイアグラをレビトラやシアリスと比較

バイアグラ以外でも、ED治療薬としてシアリスやレビトラなどが開発・販売されています。
効き目の強さや即効性で比較するとレビトラ > バイアグラ > シアリスの順となります。

しかし、これらED治療薬を常用すると体に耐性ができ、効果が減少することがあります。
そうしないためにも、用法や用量を守り不必要な服用は避けましょう

レビトラは、バルデナフィルを主成分にした薬で、バイエル製薬から製造されています。
オレンジ色の丸い錠剤で、5 mg、10 mg、20 mgがあります。レビトラの効果は、バイアグラと比較すると即効性が高いのが特徴です。

バイアグラが服用から2時間程度で、最も強い効果が出るのに対して、レビトラは1時間程度で最大になります。
その他には、一部の抗HIV治療薬や抗真菌剤との併用が禁忌になっていることや、血液透析を受けている人は服用できないことなどが知れています。

シアリスは、主成分が「タダラフィル」であり、オレンジ色のひし形形状で10 mgと20 mgの製品が、日本新薬株式会社から製造されています。
バイアグラと比較すると、遅効性で効き目が長いことが知られており、20 mgを服用した場合、服用後3時間程度から効果があり、最長36時間まで作用が持続します。

ゆっくりと効果が続くため、食事のタイミングを気にせず、服用できます。
欧米では、ウィークエンドピルと呼ばれ、金曜日から日曜日まで効果が期待できるといわれ、人気があるED治療薬です。