ED治療薬のバイアグラジェネリック

バイアグラジェネリック

日本で初めて承認されたED治療薬「バイアグラ」は、既に2014年に特許が切れ、2015年から後発品が開発され発売に至っています。

同じカテゴリーに属する薬剤に「シアリス」「レビトラ」がありますが、2018年3月時点で後発医薬品はありません。
日本国内で診療され処方されるED治療は、患者さんが加入している保険の適応外で、自由診療で行われる治療となります。

したがって、それぞれの医療機関ごとに診療費用や薬剤費用が設定されており、その金額は異なっています。

生活習慣病の高血圧症や糖尿病などの治療薬は毎日定期的に服用する必要がありますが、ED治療薬は頓用として性行為の前にのみ服用する薬剤です。
その為、患者さんは飲みやすさなどの使い勝手の良さを求める傾向があり、その需要に応じる形で後発品のED治療薬は、服用しやすい剤形が開発されるなどしてさまざまなタイプのものが発売されています。

後発品は先発品と有効性が同等であると証明されており、一般的に後発品は先発品と比較すると薬剤費用が安価であるため後発品を選択する方も多くいらっしゃいます。

ED治療薬の先発薬とジェネリック医薬品の違い

先発品のバイアグラの市場価格としては、25mgが1,000~1,300円、50mgが1,500~2,000円として各医療機関で提供されています。

一方バイアグラの後発品は50mgが1,000円程度で提供されていますので、1錠あたり500円~1000円の差があり、服用回数が多ければ多いほど患者さんの負担は大きく違ってきます。
ご自身が行かれる医療機関によって設定金額が異なりますので、詳細は問い合わせてみましょう。

後発品については先発品より効果が劣る、副作用が心配と考える方もいらっしゃいますが、先発品と同等の効果を有すると試験を行い証明された医薬品ですので、問題なく安心して使用する事が出来ます。

副作用の発生頻度に大きな差があることもありませんし、効果に差があるわけでもありませんので、決められた用法容量を守って服用する事で適切な効果を得る事が可能です。

違いがあるとすれば1点だけですが、新薬は化学物質の合成から長い年月と費用をかけて開発されヒトにおける臨床試験を何度も行い、発売されてからの使用経験も豊富であることがあげられます。
後発品はこの部分を省略していますが、先発品と同等であるという試験を行い証明された製品が承認されて販売されています。

先発薬=新薬

私たちが服用する薬剤には、病院で処方してもらう「医療用医薬品」と、ドラッグストアで購入できる「一般用医薬品」があります。

さらに医療用医薬品は「新薬(先発医薬品)」と「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」があり、患者さんが自由に選択する事が可能です。
さまざまな疾患を抱える多くの患者さんのために研究が行われ、医療の進歩とともにさまざまな薬剤が開発されてきました。

今でも画期的な薬剤が開発される事で多くの命が救われ、患者さんとその家族に大きく貢献を果たしています。
薬剤の開発には化合物から有効性を検討し、試験管内の実験、動物実験、製剤の安定性試験、ヒトでの治験など多くの段階を踏んで、有効性と安全性が証明されると一般診療で使用する事が出来るようになります。

これらの開発期間は10~20年もかかり、また薬剤として成功する確率は25,000分の1であると言われており、新薬が誕生するまでには莫大な費用と時間を要します。
そのため新薬を開発したメーカーは新薬の特許を有する事で10~20年程度守られ、その間は独占的に製造販売をすることができます。

このようにして莫大な年月と費用をかけて開発した先発品メーカーは、また新たな開発資金を担保する事が出来るのです。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)

この特許の期間が終了すると、新薬の有効成分はどの製薬会社でも製造販売が認められ、ジェネリック医薬品としての開発・販売が可能となります。

後発品は新薬と同じ有効成分を含みますが、味、形、色、添加物などを変える事が可能です。

医療用医薬品の添加物には、例えば粒子間の結合を増強させ製剤の形質を維持する滑沢剤、微生物などの汚染を防ぐ保存剤などが使われ、薬剤を作る上で必要なものとなります。もちろん新薬にも使用されており、保存剤一つとってもさまざまな添加物があります。

また、後発品は味や色、形も変える事ができますので、各メーカーは飲みやすい味にする、飲みやすい形状にするといった工夫を行い開発ています。
後発品は新薬の有効成分がそのまま使用する事ができますので、研究開発にかかる期間も3~5年ほどと短いことが特徴です。

開発の時間と手間が短縮できますので、患者さんの手元に安価に届ける事が出来るようになります。

治療費用の違い

一般的に後発品の値段は先発品の3~7割の間で設定されていますが、同じ分類の後発医薬品であっても、後発品の販売時期によって価格に差がある場合があります。

また、医療機関ごとに採用されている医薬品が異なりますので、使用したい薬剤がある場合は念のため事前に問い合わせる事をおすすめします。

ED治療薬の後発品も、先発品よりも低い設定価格となりますが、保険適応がない自由診療となりますので医療機関ごとに価格の設定が異なります。
服用したいタイプの薬剤が決まっている場合は、事前に医療機関に問い合わせ、薬剤費以外にも診察代などの費用が別途必要かどうかも確認してみましょう。

日本においては医療費が増え続け圧迫している医療費を抑えるために、国として後発品を推奨しています。
ED治療薬の後発品の存在について、ご存じなかった方は検討してみてください。